現時点で、我が国において、ロックウールを取扱った人から肺ガンの発生報告はありません。また、以前、海外、特に欧州において、ロックウールを取扱った人と取扱わなかった人の疫学調査では、ロックウールを取扱った人の肺ガンの発生が有意に高かったとの報告がなされましたが、最近、このフォローアップ 調査として、症例―対照研究が行われた結果、ロックウール取扱いによる肺ガン増加は認められなかったとの結論になっています。 現在、IARC(国際ガン研究機関)では、ロックウールはお茶と同じ位置づけのグループ3(人に対する発ガン性の分類が出来ない)になっており、安全な物質に分類されます。 |