技術情報
水稲育苗用ロックウールマットの初期かん水について2015.4.7
◆水稲育苗用ロックウールマットの初期かん水について◆
【稲育苗用ロックウールマットとは?】
・床土の代わりの育苗用マットです。
・土苗に比べて約3割軽く、苗を運ぶ労力負担を大幅に軽減します。
・主成分がケイ酸とカルシウムです。
【初期かん水】
・「水稲育苗用マット」 1枚あたり2.0リットル以上の水をかん水してください。(土苗の約2倍)
・過剰なかん水やマットのドブ浸けは、肥料成分を流出させる恐れがあります。
・かん水量が極端に少ないと出芽ムラ、生育ムラ及び肥料による濃度障害の原因となるので注意してください。
【かん水量の確認方法】
①目視で確認する方法
「水稲育苗用マット」にかん水後、マットを裏返しにして、色の変わり具合を確認します。
0.0L | 1.2L | 1.5L | 1.8L | 2.0L | 2.5L |
②重量の変化で確認する方法
1.マットをセットした育苗箱の重量を測定します。
2.ラインに流し、かん水します。(種もみ、覆土は入れません)
3.かん水したマットの重量を測定します。
4.かん水前後の重さの差し引きでかん水量を算出します。(水1リットル=1㎏とします)
⇒ 2.2リットル かん水 |
||
約0.8㎏ | 約3.0㎏ |
【自動播種機でかん水量が不足する場合】
・自動播種機を使用する場合、機械の能力上、かん水量が不足することがあります。
かん水補助パイプを設置するとかん水不足を防ぐことができます。
※かん水補助パイプにつきましては、弊社までお問合せください。